祈りも旨味も凝縮

「我が背子を 都にやりて 塩竃の まがきの島の まつぞ恋しき」
など多くの歌に詠まれた歌枕である籬が島は、
塩竃湾の北岸近くに浮かぶ周囲150mの島です。
『おくのほそ道』には、塩がまの浦辺から、
漁師たちが小舟を漕ぎつらねて捕った魚を分け合う声々とともに、
夕月が照らし出すように幽かに望むことができたと記されています。
この情景に松尾芭蕉も心を打たれたのでしょう。
毎月1日の月次祭には五光食品の社員全員で参拝して
海と大地に感謝しています。

鹽竈神社の末社十四社の一社である曲木神社が鎮座する籬が島。
塩竈湾内にはかつて多くの島がありましたが、
埋め立てや港湾開発により失われてしまいました。
そして現在唯一残る島が籬が島なのです。
島の名称の由来は、曲木神社縁起によると「この島には柏槇の曲がった大木があったので、
こう呼ばれるようになった。」とあります。ただし、「籬」の字は竹の粗い垣根を意味し、
「神籬」は「ひもろぎ」と読んで地鎮祭の注連縄の囲いのことですから、
「籬が島」は神の島という説もあります。
毎月1日に鹽竈神社神職によって月次祭が斎行されます。
7月31日には宵祭、8月1日には例祭が斎行されます。
それ以外は、鉄扉で橋が施錠され立入禁止になっています。
平成26年に国の名勝「おくのほそ道の風景地」に指定され、
平成28年に日本遺産「政宗が育んだ“伊達”な文化」の文化財の一つに指定されました。

曲木神社

所在地

〒985-0001
宮城県塩釜市新浜町1丁目10番1号  MAP

電話番号
022-367-1611  ※駐車場はございません

東塩釜駅から徒歩10分弱。
JR東塩釜駅から国道45号線で松島方面へ進み、2つ目の信号を右折してからもう一度右折、
魚市場方面に岸壁を進むと右側に見えてきます。

神社入り口

神社入り口

曲木神社について

曲木神社について

橋

鳥居

鳥居

御社殿

御社殿

月次祭

月次祭

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